関東は連日、雨と風の大浄化が続いています。
これも地球の精霊さん達が人間にもたらしている厳しくも激しい試練の愛情と感じます。
昨日は、当方のご卒業生のMIWAさんが山梨からわざわざお越しくださり、朝から晩までまる一日、ネコ活体験をしてくださいました。
MIWAさんご自身も、私の玄関前で捕獲保護されたティム君と私の近所で餌やりをしていらしたおば様が増やしてしまった結果、こちらで保護した10匹ほどのネコ達の中の一匹のシエルちゃんを引き取ってお世話をしてくださっています。
MIWAさんは私と同じく、ネコを飼ったことも触れたこともなかった方であったにもかかわらず、こちらで保護していたネコの中で、一番、気難しく慣れていないネコ達を選ばれていきました。
さすが!天使系マゾフィスト!
自ら苦行と試練を選ばれるのですね!
そしてようやく4年間かけてティム君をデレデレ甘えん坊ネコに仕上げたそうです。
しかしシエルちゃんはいまだにシャーの連発であるそうですが、ティム君がなでられているのを近くで羨ましそうにじっと眺めているそうです。
お互いに遠慮気味で触ることもかなわないそうです。
うかがっていると、まるでお互いに好きなのに、表現が下手でうまくいかない、もどかしいティーンの恋愛のようです。
しかし、シエルちゃんは、MIWAさんの帰りが遅くなると必ず、抗議の意を表し、トイレでない場所にうんちゃんをしてくださるそうです。
今回もそのことを案じていらっしゃいました。
MIWAさんにはシェルターのお掃除体験、慣らし体験、フード買い出し、そして夕方の餌やり見学までお付き合い頂きました。
特に夕方の台風の暴風雨の中で、私が全身ずぶぬれになりながら、ネコちゃんのお皿を並べたり回収したり、なめくじとの仁義なき戦いのため、塩振りかけ格闘する様子を見られ、感情が激しい劇場型のMIWAさんは、すぐさま涙を流し泣きじゃくりながら、車中から嵐の中の私に叫ぶように、
「なぜにそんなことを、おいたわしや・・・そんなに小さく縮んで年老いてしまって・・・」
とオーバーなリアクションをされ、私をしらけさせたのでした。
私はこれがもう日常ルーティーンになっていて、日々がトライアスロンのマラソンをしているようですからこんなのは慣れっこです。
ずぶぬれ汗だくになってもそんなのは服を脱いだらなんということはありません。
それよりも悪天候の中でも決まった時間に、濡れそぼって正座をして待っているネコちゃん達の方が不憫に思えて参ります。
ネコちゃん達は天然の服を脱いで乾かすこともできませんからとても気の毒になります。
待たせていると毛の中の皮膚まで雨水が浸透してしまう為に、かなりスピードアップをしなくてはいけません。
待ったなしのマラソンです。
しかし、MIWAさんのお仕事内容をうかがっていると、朝から晩まで、分刻みのトライアスロン並みのようです。
ネコがヒトに替わり、しかも宇宙系の話が通じない大人と子どもばかりを相手にしていらっしゃるから、想像を絶する過酷な仕事です。
そんな中で、MIWAさんも児童数の多いマンモス小学校の児童生徒や教員達に、外にいるネコ達のお話をしたり、本を紹介したりして、とても頑張って啓もう活動をしてくださっています。
山梨のネコに対する意識改革をお願いします!
感謝