今日から2月です!
今日も空が青く澄み渡っています。
私の住むエリアでは、毎日快晴ですが、風が吹き荒れ、畑の土埃が舞い上がっています。しかし、東北や上越地方の雪深い地に住む方々の方が想像を絶するくらいにお寒くお辛いことでしょう。天界の癒しの光を・・・
あっという間に2023年も1か月過ぎていきました。
例年よりも穏やかなスタート・・・と油断していましたら、やはり中盤から、怠けるな!気を付けろ!というようにハイヤーセルフからのお達しでしょうか、周囲では様々なことが起きて参ります。
私は子供の頃のトラウマからか、あまり感情を表に出さない癖がついてしまったのか、自分では気づかないのでしたが、教え子や生徒からは「人形のような無表情、目が笑わない、冷酷非情・・・」とかさんざん陰口を叩かれ、変人と噂されていようでした。しかし、内側では、仕事上で起きることなどに、喜怒哀楽が激しく、感情も渦巻いてはいるのですが、それもだんだん年を取ると無感覚になり、人のことに興味も同情心も沸かないようになってしまいました・・・
しかし、それでは地球の人間として学びがない、ということでしょう。天界はネコちゃんを通して、私をさんざん振り回し、感情を揺さぶって参ります。
最近に起きたネコちゃん達のことでは・・・
現在、「楽ちゃん」「ラク姐さん」こと、我らがラクシュミーさんが最期の時を迎えています。
偶然にも、2年ほど前に、霊園の石屋さんから、託された腎臓がもとから悪かった三毛猫「ルナちゃん」も、飼い主さまのお宅で最期の時を迎えているそうなのです。
先月の25日、とてもお優しいIさんとそのご家族さま全員が、看取りを覚悟で楽ちゃんをご家族にお迎えしてくださいました。
楽ちゃんは最後の安住の地を手に入れ、そのお宅でゆっくりと静かに天使になる準備をしているようです。
IさんのLINEで、
「もうちゅーるも半分しか食べられず、水も飲まない、吐いた時に力尽きて倒れてしまった」
というご報告をうかがい、楽ちゃんを最初からお世話してくださって強い思いを抱いていらした、Mさんが、
「このまま楽ちゃんを放ってはおけない、どうなっても良いけれども後悔はしたくない」
とおっしゃりご自宅まで伺い、以前通院していた病院まで楽ちゃんをお連れして入院させてくださいました。
Iさんも覚悟はできていらっしゃり、LINEでは、それまで三毛ちゃんを失った悲しみで泣いてばかりいたけれども
「楽ちゃんを1週間ほど預かり、生きる希望が湧いてきました、元気になりました、楽ちゃんには感謝しかありません・・・」
というメッセージをくださいました。
亡くなった三毛ちゃんに何もしてあげられなかったという後悔の思いを、楽ちゃんを十分お世話することで、解消されていらしたようです。
亡くなった三毛ちゃんは、嘆き哀しみ病気になりそうであった飼い主さんを上から見下ろし、楽ちゃんの魂と相談をして、楽ちゃんの体を借りて中に入り、飼い主さんにお世話をさせたのでしょう。
楽ちゃん自身も、これまで2回も、飼い主に見放されて捨てられたという悲しい記憶を、最後には、「あなたがどんなにひどい状態でも病気でも、人は見捨てない、裏切らない」という温かい記憶に書き換えることができたはずです。
こちらのシェルターでは、楽ちゃんを保護した当初、Mさんが瀕死の状態で食べるのを拒否し続けた楽ちゃんに口の中に無理やり高カロリーフードを押し込み、見事に復活させてくださいました。
本来、楽ちゃんは、あの8月の猛暑の中で、アパート下の砂利の上で一か月も放っておかれ、脱水状態であり、虫にたかられ、カラスにつつかれながら死んでいたはずのネコでした。
それが市役所からの一本の電話により、救出されて、こちらでも手厚くお世話をされ続けて半年も生き抜くことができたのです。
そして最後の最期の時に、人の家庭に迎え入れてもらい、普通の家ネコに復活したのです。
楽ちゃんは、本来のネコとしての至極の幸せを手に入れることができた奇跡のネコでした。
私はただ傍観しているだけでしたが、毎日、楽ちゃんの怪獣のような雄叫びを聞くと安心して温かい気持ちになるのでした。
こちらに訪れた多くの人たちに対して、楽ちゃんは同じように怪獣の雄叫びを発し、側により「撫でて」のポーズをしてごろんと横になり、皆を和ませていました。
新たに入ってくるネコちゃん達も楽ちゃんの超マイペースなスタイルを見て、安心して過ごすことができたはずです。
今では楽ちゃんがネコトイレの中に入り、トイレの枠にしがみ付きながら、わざとなのか、外におしっこをしたり、ウンちゃんをした後で、切れが悪く、お尻がむず痒いのか、お尻を引きずりながら歩く姿がユーモラスで懐かしく思い出し、癒されます。
楽ちゃんが来てから、何匹ものネコ達が入っては出て行きましたが、楽ちゃんは、我関せずで、自分のスペースである暖かクッションは絶対に譲らず、超マイペースで過ごしていました。
それが最近来た子ネコ3匹に突然、集中攻撃を受けるようになり、楽ちゃんは
「ここにいてはいけない」
と悟ったようでした。
そして、最期の安住の地を見つけたのです。
それは末期がんを発見するのが遅れてしまったことで、十分なお世話をすることなく、見送ってしまい、精神を病むほど嘆き悲しんでいらっしゃる三毛猫を亡くした方のご家族でした。
楽ちゃんは、亡くなった三毛ちゃんと話し合いをし、最後の力を振り絞り、その方を慰めるお役を買って出てくれたのです。
楽ちゃんのおかげで多くの人々が癒され元気づけられました。
楽ちゃんは多くの人やネコを癒してくださった救世主、天使でした。