本日、8月31日は今月2回目の満月ですね。
特別大きく見えるスーパームーンのようです。
ひと月に2回も満月が拝めるなんて有難いことです。
今日も夏の終わりのあがきのような強烈な太陽光がまぶしく、空気も最高潮に熱せられ気持ち良いほどです。
私はこの強烈な肌を刺すような熱い空気を結構好んでおります。
室内の人工的なクーラー風を浴びた後、外の容赦なく襲ってくる熱せられた空気を肺に吸い込むとほっと致します。
8月31日というと、高校生までの夏休みの最終日の哀愁を帯びた一日を思い出してしまいます。明日からまた窮屈な日々が始まると思うと、解放され過ぎて怠惰に無駄に過ごした日々を反省しつつも、規則と時間の支配に呼び戻される予感を憂いたものでした。
あんなに時間があったのに、結局何もせず成長することもなく無駄にした若かりし日々はもう戻って参りません。
しかし、今また高校生に戻ったとしても、同じことを繰り返すだろうな、と確信しております。青春とは無駄に怠惰で尊い自由時間、永遠に続くと思われる時間を持て余す慢心といったところでしょうか。
大人になると終わりが近くなってくるせいか焦るほどに時間が足りなく、やたらと急速に時間が過ぎていきます。
この間、せっかくヘアメイクをしたのでもったいない、と思って写真館で運転免許所用とパスポート用にと、依頼をしたところ
「シュウカツですか?」
と店主さんに訊かれたので、思わず
「終活?」遺影用?と思われたかと思い、「いえいえ別にそこまではまだ・・・」と濁したのですが、向こうはお世辞で、
「就活」と訊いてくださったようでした。
かなり日々生き急いでいるな、と自分でも思います。
8月はなんだか暑いせいか、やたらと長く感じた1か月でした。
この暑い日々が、3か月分くらい経ったような気分になっておりました。
ようやく明日から9月です。暑い夏が好きな身でも、秋の気配を感じるとほっと致します。
先日の日曜日の夜、ずっと追っていた具合の悪そうな三毛ネコちゃんを捕獲保護致しました。
ご近所でずっと以前からTNRもしてくださっていらしたベテランボランティアさまとお優しい餌やりさまと私で、三毛ちゃんを追い込み、準備して頂いていた洗濯ネットの網と、かごを被せて捕まえました。
最初はそのお二人が室内に保護してくださる、というお約束であったのですが、捕まえてみると態度が豹変し、
「介護が必要なネコなど保護できない」
と冷たく言い渡されてしまいました。
この間の男爵君の時とまったく同じような人が豹変する態度を見て、愕然としつつも、これも私に捕獲保護をさせるための、ルシファーの罠であったのかも、と思えて参りました。
しかし、男爵君の時も、今回の三毛ちゃんの時も、ネコちゃん達は私に捕まえてもらいたかったために、わざわざ最期の時にきてくださったのかな、と思えて参ります。
三毛ちゃんはもともと、一キロ近く離れたお宅でお世話になっていたにもかかわらず、私の餌やり公園にわざわざ現れたのです。
しかも最後の2週間ほどは両足を引きずりながら必死で、私の自転車の後を追いかけてきていたのでした。
しかし、今、こちらのシェルターには怪獣のように大暴れをする子ネコ達6匹が夜中十、大騒ぎをするため、三毛ちゃんを安静にはしてあげられません。
そこでSave The Catsさまにお願いしてしばらくケージで保護して頂くことになりました。
そのお部屋でしたら、賢く優しい大人ネコちゃん達ばかりで、三毛ちゃんも安心して過ごせることでしょう。
今回の三毛ちゃんももう下半身に力が入らず、排泄も自力でできないほどの状態です。
最期の日々をこちらに看取ってもらい光を当てて欲しかったのかな、と思います。
保護した三毛ちゃんはノミダニだらけで、骨が浮き出るほどガリガリに痩せこけていました。
体重は3か月ほどの子ネコレベルの1,9キロで、呼吸も苦し気なほど、酷い鼻風邪をひいており、ネコエイズも発症しているようです。
外ネコちゃんはたいてい最期は急に衰えて痩せこけてどこかでひっそりと息を引き取るのでしょう。
この三毛ちゃんや男爵君は、それを選ばず、最期の最期は家ネコさんとして、人に優しく介護をされながら、清潔な場所でネコ生を終えたかったのだと思います。
すべての存在に天界の最高最善の愛と光と豊かさを
(死にゆくものもいれば生きようとするものもいます)