最近のネコ活動としましては・・・
男爵君とエリザベスさんを見送り、ほっとしたのもつかの間・・・
また餌やりをしている工場の駐車場によだれを垂らして辛そうにしているキジネコちゃんを発見してしまいました。
この子もエイズかも知れません。
どうしたものか・・・とりあえず抗生剤やステロイドの薬を少し与え、捕獲できるようであったら捕獲して病院で口の中を診てもらおうと思います。
先日も、朝の8時ころに見知らぬ電話番号の方から電話があり、70代くらいの老婦人が、
「庭にネコが昨日からうずくまっている、なんとかして欲しい」という旨をおっしゃいました。
私の電話番号を以前こちらのネコちゃんを引き取ってくださった娘さまから教えてもらったとおっしゃいます。
市役所に電話をしたらまだ死んでいないネコは引き取れないと言われたそうです。
しかし、よくよく聞いてみると何年も庭で餌を与えているネコちゃんだとしぶしぶおっしゃいました。
最初は見知らぬネコだから、私に引き取って欲しい、とおっしゃったのです。
結局責任を取りたくないのでしょう。
「うちはハムスターもネコもいて、これ以上面倒をみれない」とおっしゃいます。
しかし、お世話を長年していたネコちゃんが瀕死の状態でいるのを昨日からまる一日も放っておくなんて、と憤りながら、ひとりでは捕まえられるか不安であったために、Hさまにヘルプを依頼し、捕獲保護に行こう、と準備をしている最中に、再度、その方からお電話があり、
「今目の前で死にました。もう良いです」
とおっしゃいます。
私は、
「それではせめてお庭に埋めて頂けませんか?」
とお願いすると
「それくらいだったらできる」
とおっしゃり安堵致しました。
確か、その方は地主さんで広大なお庭の豪邸の方であったはずです。
こんなひとばかりです。
男爵君の時も、エリザべスちゃんの時も、長年お世話をしていた人がいながら、最期は看取りたくない、責任を取りたくない、お金も出したくない、といっさい拒絶されます。
皆さん70代以上の方々で、ネコは野生動物だから昔からそんなもの、という認識があるようです。
人それぞれご意見は異なるでしょうけれども、結局は目の前で嫌なことは見たくない面倒なことはしたくないから、他人に押し付ける、という自分勝手な無責任さを感じます。
長年癒されていたはずの可愛いネコちゃんが弱って瀕死の状態になると見捨てるのですね。
その方々も最期は家族から同じ目に遭うのでは、と感じてしまいます。