jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

祝・3月

3月になりました!

 

祝・3月!

 

2月最後の晩から朝方に掛けて冷たい雨がしっとりと降り、熱を帯びたような激しい日々であった2月の終焉のお浄めをしてくださっているようでした。

 

やはり節分の月には、地中に埋もれていた鬼ちゃん達が目を覚まし、むくむくと地上に出てきて、寝起きの大暴れをするのでしょうね。

春の気配に誘われて蟄居(ちっきょ)させられていたものが啓蟄(けいちつ)する・・・

 

という感じがします。

 

 

自分の中では、2月中に終わらせよう!としていたものが終わり、安堵しながらも疲れ少々ダウン気味です。

 

また水星が近づいているようで、毎年のごとく現れる手の爪の変形が現れ始めると、身体の中から鉄分が奪われていくようで、人間的には貧血のようなふらつく症状になります。これは水星症候群 Marcury Syndrome かなと思います。

 

しかし、2月中に目標にしていたことが達成し、本当に良かったです。

 

ひとつは、確定申告・・・文字通り帳尻合わせでしたが、最後は税理士さんにきれいにまとめて頂きました。(こんなにネコ関連で消費税を支払っているのだから、これ以上無駄過ぎるものに使われる税金など国には払わんぞ!と心に誓っております・・・)

 

 

もうひとつは、ジェルちゃんとちゃみちゃんの家族が決まったことです!

 

祝!ご家族決定!

 

今回は、かなり慎重に、かつもったいぶりジュエルちゃんのご家族探しは3か月にも及びました。

 

昨年末に埼玉県の工場現場に捨てられて、やってきたジュエルちゃん兄妹は、宝石のようにキラキラした子達でした。

 

人懐っこいお兄ちゃんの方はすぐに素敵なご近所さまのお宅にもらわれていき、王子さまとなりました。

 

しかし、特にジュエルちゃんは、すぐに出すのがもったいなく、はばかられてしまっておりました。

ジュエルちゃんはクレオパトラのような隈取メイクをしたシャープな挑戦的な瞳を持ちながらも、ホイップクリームのような柔らかく長い毛をふわふわとなびかせ、甘美な小さい声を発してすり寄ってきたかと思うと、さっと身をひるがえし、羽根のはたきのような尻尾をピンと立てマリリン・モンローのように妖艶なモンローウォークの立ち去り方で、後を追いたくなるように人を仕向けます。その場がまるで古代エジプトのゴージャスな宮殿となり、そこにいる者を魔法に掛け、従者のごとくへりくださせるようにしてしまう魔力を持った子でした。

 

しかしその反面、城に幽閉されていた姫であったのか、やたらと窓を意識し、少しでも外気が漏れて入ってくるとそこから脱走しようと満身の力を込めて牢破りをしようと企てるのでした。

 

やはりずっとここにいる子ではない、とペットサイトに募集をかけると、案の定、美しいブランドネコを欲する方々からの応募が殺到し、閲覧はあっという間に計2万を超えておりました。

 

しかし、応募して来られる方とやり取りをしていると、その文面だけでそのお人柄が分かるもので、どうしてもピンとくる方がおりませんでした。

 

私はこれまでの仕事柄、世界中で数万人の人々とやり取りをし、出会って参りましたので、文章のやり取りをしているだけで、たいていその方の全貌が見えてくるものですが、ネコ関連に関しては、まだ自分はネコ素人であり、ネコのことはどうも分からないという自信のなさがあってつい弱気になってしまいます。

 

人としてどうかな?という方でも、ネコさんに対してはものすごい程愛情とお金を掛ける方々もいらっしゃいますから、簡単には判断できないものがあります。

 

本当にネコさんの家族を見つけるという作業は、ネコさん一匹でも一生の責任を負うことと思うと、心底苦労致します。

 

今回のジュエルちゃんに関しても、応募をしてこられた方と全員やり取りをし、この方々ならお越し頂きたいという方のみ、お越し頂きました。

 

その最初のご夫妻は、つれない態度ではあったジュエルちゃんをたいそう気に入っていらっしゃいましたが、逃げていくジュエルちゃんのことは、追いかけることはせず、そこにいたクールなちゃみちゃんを必死にあやしているところが好印象でした。

 

そこですかさず、「ジュエルちゃんはちゃみちゃんと仲が良く、譲渡するとしましたら一緒でお願いしたいのです」とお伝えすると、「もちろんそうしたいと思います」と有難いお答えが返って参りました。

 

ちゃみちゃんも、これまで2度も返されてしまったネコさんで、こちらではすでに2年間ほど、自由に気ままに過ごしてはくれていますが、このまま一生シェルター生活では忍びない、と思っていたのでした。

 

そのご夫妻の寛大な感じが好印象でしたが、オーナーさまのMさまのご意見も尊重し、すぐに譲渡はせずに、もっと良い条件の方々が現れるまで待ちましょう、ということになり、もったいぶって、その後も一か月以上、募集を掛け続けておりました。

 

しかし、譲渡期間を延長しても、応募して来られる方々は良い感じの方々がめっきりと減り、むしろ子どもっぽい軽い感じの方々ばかりとなり、ブランドネコを簡単に安く手に入れたい、という感じの方ばかりの印象でした。

 

その中でも良い感じかな、と思った地域のネコちゃんをお世話している方が、向こうからお断りの文章が来て、その中で

「ジュエルちゃんは私どもでなくても良い方が現れるでしょうから、こちらは地元の気の毒なネコちゃんの為に枠を取っておきます」

 

という方の文章に感動して、「素晴らしいご活動心より応援しております」と返事をしたものの、向こうはその舌の根も乾かない内に、翌日、ブリーダー崩壊で産まれてしまった美しいブランドネコが無料で募集が出ていたところに応募し、まんまと美しいネコちゃんをゲットしていました。

 

それを見て、心底がっかりとし、やはりこの人達も美しいブランドネコ目当てであったと落胆致しました。

 

他にも、こちらにワンちゃんとの相性を見たいから、「犬をシェルターに連れて行って良いか」と訊いてこられた自称コンサルタントの20代の男性にお断りを入れると、手のひら返しをしたように怒り出し、こちらの人格否定を繰り返し、サイトに通報する、と脅してこられた方がおりました。

 

これまでも、コンサルタントという肩書の方が、突然怒り出し、やはり人格を全否定してきたことがありました。

 

コンサルタントという職業の人達は、何か、自分に都合が悪いことが起きたら、

 

「とにかく人格を全否定をして相手の気持ちをダウンさせ、最初からやりこめてしまえば勝つ」

 

という研修でも受けているのでは?と思えて参ります。

 

そんなことのやり取りの中で、人間不信に陥りそうでしたが(実は毎日人間不信に陥っております・・・)ようやく、ジェルちゃん達の譲渡ができて心底ほっと致しました。

 

実は、数日前に、お連れしようとした朝、ジュエルちゃんが血尿と血便を出し、嘔吐も繰り返してしまった為に、朝、急きょ動物病院に行き先を変えてしまったのでした。

 

その日は大雨で、行かなくて良かったと思いました。

 

Mさまも他の行きつけの動物病院でセカンドオピニオンもしてくださり、ようやく状態が安定して参りましたので、ジュエルちゃんとちゃみちゃんを埼玉県のお宅にお連れ致しました。

 

まだお若いご夫妻なのに、とても豪華で素敵な大きな邸宅にお二人だけで住まわれていらして、中はネコ仕様のゆったりとした雰囲気のお宅でした。

 

なにより、ご夫妻のお心が豊かで寛大、かつネコに忍耐強い方々というところが有難く嬉しく思いました。

 

しばらくトライアルという形になりますが、もうほぼ決定であると思います。

 

本当に長いこと時間は掛かりましたが、ネコちゃん一匹、2匹でも、世界から気の毒な子達が減ったことが心底嬉しく感慨深いものがあります。

 

素敵なネコベットを占領!

良かったね!ちゃみちゃん!