jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

ちょっと感動・・


先日のオバマ大統領の広島訪問のテレビニュースを観て、ひねくれものの私でも素直に感動してしまいました。

被爆者の方との対話中に伏せたまぶたのまつげが美しく、今のこの方の魂から発せられているものは、純粋なる本物のものと感じ、柄にもなくじんと来ました。

ふとアメリカのドラマの「ルーツ」の最終回を観ているような気持にさせられました。

原爆が落とされた背景には様々な世界的な陰謀があったと思いますし、その当時の権力者の方々の間で交わされたものの犠牲になった日本にも、またきっとそうならなければならなかった事情があったのだと思います。


オバマ大統領は、一国の権力者の立場になって、もしかしたら過去の隠された陰謀をご存知かも知れないし、ご存じないかも知れません。しかし、そんなことは関係なく、同じ国の先人達のとてつもなく大きなことをしでかしてしまい、違う国の多くの犠牲者を出してしまったことを深く受け留めていらっしゃる姿は潔く勇気があり、純粋で清らかと思えました。

謝るとか謝らないとか、それは日本的な感情論、と思えました。

私の少ないアメリカ滞在体験では、アメリカの方々は「謝る」イコール「自分の罪を全部認めたこと」イコール「罰金を全額払うこと」につながり、「どんなに自分に否があると分かっていても謝ってはいけない」という教育があり、ディベートの練習をしているせいか、社会に出ると結構皆さんから「何があっても最後までしらばっくれていなさい」とも教えてくれます。特にオバマ大統領は弁護士さんでいらした経験上、感情的に漏らした一言で、今後、日本の過去何十年ものすべての負債をアメリカが負わされるという恐怖もあったのかも知れません。



そんなことは置いておいて、上の世界から観て、地球はひとつの星であり、その上に生きている生き物は皆、地球の生き物とひとくくりにされているはずのなのです。

その地球の生き物の中の人間がずっと戦い続けている様子は、上から見たら共食いをしていると見えるでしょう。

またやたらとどんどんと数を増やし新種を増やし、そのテリトリーを作りたがり、ころころ変わる適当なルールを作りたがる様子も面白いと思います。

人間は、たぶん、宇宙界から見たら地球のある種の強いウイルスなのかも知れません。

ある種の強いウイルスは増殖して生命体を病気にもさせますが、まったくいないと免疫も出来ず、他の菌が増殖して生物を死滅させます。

しかし、最近、人間以外の動物達が、増えすぎている人間に対して逆襲を仕掛けている感があります。

仙台で逃亡した動物園のチンパンジーや、ハクビシンがや野生の鹿が各地で増えて都市部に侵入してきている、とか外国のインコが東京で群生をなしているとか・・・

ニュースでは動物が人間のテリトリーに侵入してきている、けしからん、とアナウンサーが言っておりましたが、果たして人間のそこが人間のテリトリーであるとどなたが決めたのでしょう。

人間以外の動物にとってみたら、人間こそが、勝手にこちらのテリトリーに侵入してきて大威張りに生きている外来種の害獣に他ならないと思います。

未来の地球では人間が檻に入れられて他の動物達から興味津々にのぞき込まれ、その檻には「研究対象品種、絶滅危惧種ホモサピエンス」というラベルが貼られているヴィジョンが見えたことがあります。

地球に嫌われないように、他の動物に駆除されないようにこれからは慎んで生きなければいけない気がします。

人間が地球にとって今後も必要な生き物であり、最強最善のウイルスである立場を保っていけたらと願います。