先日、久し振りに実家の大掃除に行って参りました。
しばらく帰っていなかった為に、ある程度は予想はしておりましたが、帰った途端に死にたくなりました・・・
母は「掃除は毎日しているんだから帰って来なくて良い」と申しており、疑惑の念と期待を交互に持ちながら帰ってみると、やはり…後期高齢者の母にすべてゆだねるのは都合が良すぎると反省です。
家の隅のあちらこちらで、まるで私の長期の留守をいさめるように埃のつららがぶら下がり、まるでサンキャッチャーのように光の粒を集めながらゆらゆらと揺らめいております。
帰った日から、怒りを押し殺しながら猛烈に大掃除を始めました。
早朝から深夜に掛けて3日間、不眠不休、飲まず食わずで動き続けました。
母が時々「そんなに掃除が好きだったらプロの掃除屋になれば良いのに」とか「どうしてそんなに動けるのか不思議」とあきれ顔でちゃちゃを入れて参りますが、構ってはおれず、とにかく家を丸ごと洗浄して参りました。
以前より物が半分くらいに減っている為に、掃除をしやすくなっているのが唯一の救いでした。
掃除は本来、好きではないのですが、自分が滞在する場所の汚れをみてしまったら、スイッチが全開になり、自動的に義務的に体が動き続けてしまいます。
早く死にたいと願いながらも、やたらと無駄に健康でこのように動けるのは、なんと感謝なことだろうと思います。
前職も前々職もいわゆるブラック企業のような職場で、職員は考えられないような勤務時間を与えられて使い捨てをされていく中で、同僚達が次々に病で倒れていくのを横目で見つつ、私だけがいつも平気な顔で働き続けることを皆いぶかしげしておりました。
一見、青白い幽霊のような外見らしく不健康に見える為に、皆、私がすぐにギブアップするだろうと思うらしいのですが、なかなかしぶとく、最後まで働き続けてしまいます。それで結局、他の人が残していった業務を全部引き受けてしまう為に損をします。
それでも、丈夫な心身を頂けていることは感謝するしかございません。
セラピストになってからは、その日に来られたクライアント様方の苦しみのエネルギーをいったんは全部、こちらで引き受け、吸い取るために、一瞬だけ全身が痛くだるくなるのですが、夜には全部抜けてしまっております。
よく皆さんから「そのパワーはどこから来るのですか?」と訊かれるのですが、その答えは明瞭で「天界から頂くのです」とお答えします。
この無駄に丈夫な心身は、すべて天界の仕事をさせられるためにあると、なかばあきらめております。
もし、それにあらがって、他のことをしようとしたら、即、今まで無理をしていたところが弱ってあちらこちらが悪くなり、寝たきりのまま死ぬことでしょう。
地位名誉名声、富を頂いてしまったら、ルシファーちゃんの使いとなってしまい、天界の仕事とは無縁になってしまうようです。
ルシファーちゃんの代償は、しばらく良い思いをさせてもらった後、魂エネルギーをすべて吸い取られて、ぽいっと抜け殻になった身体を捨てられてしまうことです。
すべてあきらめて?無となって天界の遣い人になると決めた人は、天界が使い易いように、丈夫な心身を生きている間は貸してくださるようです。
私は本当はもうお役目を終えて早く天界に戻りたい・・・できたらすぐにでもエデンの園の楽園に戻りたい・・・ルシファーちゃん達に魂エネルギーを差し上げても良いから楽をしたい・・・
と願いつつ、願いは叶わず、今日も働き続けます・・・
「がんじがらめだぜ」
「猫になる?」
「それも良いね」