毎日、仔猫ちゃん達を見に行かせて頂いております。
まおこちゃん(旧ちびちゃん。Yさんのご主人によると聖徳太子の母に由来するお名前らしい?厩殿の王?馬王?)の子育てを見ているとその献身的な姿勢に感動を覚え、尊敬の念が湧きます。
皆さん、まおこちゃんを見ていると一日中、見飽きないとおっしゃいます。
ちゃんと朝の日課のパターンが決まっているそうです。
早朝、ケージから出して頂くと、まずはYさんご夫妻にご挨拶のスリスリをし、水道水のところまで行き、蛇口をひねるようにおねだりをし、水を十分飲むと、駐車場のゲートにぴったり沿って、お隣の小さな畑に行き、用を足し土で隠すと、帰ってきて、駐車場に置いてあった古い木の幹で爪とぎをし、ご飯を頂くと、すぐさま5猫ちゃんの元に戻り、母乳をあげながら、身体じゅうを舐めてあげる・・・
このパターンを毎朝繰り返しているそうです。
Yさんご夫妻もその規則正しく清潔で賢い生き方の母の姿を見て、すっかり感化されたようです。
そして、まおこちゃんの首輪も買わなきゃ、フードも買わなきゃ、と嬉しそうにおっしゃっていらっしゃいました。
それに比べて人間の子育ては面倒なことにあふれていますね。。。
まずは母子手帳を持って、ベビー用品を大量に買い込み、お出かけの際は、ベビーカーにおむつやら、哺乳瓶やら、ウエットタオルやらをいっぱい積み込み、人目を気にしながら重いベビーカーで歩き、授乳し、そして少し大きくなると保育園の問題に頭を悩ませ・・・
人間は大変ですね・・・
猫ちゃん達動物さんはなんとシンプルな生き方をしているのでしょう。
母は、身体たったひとつで人が購入するもの、学びの機関の全部をこなします。



しかし、ちょっとしたアクシデントの試練が仔猫ちゃん達にあったようです。
まおこちゃんは、なぜか、夜中に閉じられた駐車場の中で仔猫をあちらこちらに移動させているそうです。
きっと本能で外敵から守る為のものでしょう。
そうしているうちに、棚に置いてあった農業用のカラス除けの網に仔猫ちゃん2匹が引っかかってしまい、宙づりの状態になっていたそうです。
朝、Yさんご夫妻が発見し、慌ててはずし、網をしまったそうです。
そういう時は人間の手は便利ですね。
猫ちゃんの手では、絡まった網を解き、仔猫達を助けることはできません。
そう思うと、人間の持つ便利な手の能力は有難く思います。
しかし、そもそも網なんて野生の世界では要らないのですが・・・

「ふ・・・」
新しい首輪が素敵に似合っている昨日のマイケルさん