jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

2の日

 

本日、2021年12月23日は、

 

「団地猫 グレーテル、ミケル、ジョヒエル」捕獲保護記念日です!

 

2017年12月23日から、すべては始まりました・・・これで丸4年間、猫の活動をしたことになります。

本当に・・・・無言・・・

 

以下は、昨日、書きかけていたところ、「猫に迷惑している苦情電話」があり、心が折れ、ストップしていたものです・・・

 

 

 

 

 

2021年12月22日。

 

なんと「2」が5つもある貴重な日ですね!

 

にゃんにゃん・・・

 

昨晩は何も考えずに買ったものの合計が「777円」でした。単純に喜んでおりました。

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777

 

昨日まで、仔猫ちゃん達や捨て猫ちゃん達の大騒動がありましたが、猫ちゃん達の守護精霊のおかげで奇跡の連続となりました。

 

それらの目撃証言者となった松本さまも「猫の奇跡!猫の恩返し!」と驚いていらっしゃいました。

 

あまりにもスピーディな急展開で、心も追いつかない程です。

 

まずは最近に起きたことを振り返ってみると・・・

 

数日前に、商店街のリサイクルショップの方から、

 

「昨晩から見掛けない黒猫が現れた。しかも背中にけがをしているから病院に連れていって欲しい、その子は首輪の取れた跡があり、捨て猫と思われる。そして手で捕まえられるほど慣れているからすぐ捕まえられる」

 

と松本さまにこういう内容のお電話があったそうです。

 

その黒猫ちゃんは私の餌やりの場所からも近い場所でしたが、まったく心当たりがない子でした。

 

松本さまが懇意の行きつけの病院にお連れくださると、その子が暴れ脱糞し、ちゃんと診断も治療もできなかったそうですが、他の猫に噛まれたとみられる傷はもう治りかけていたそうです。また獣医さんによると、推定年齢がまだ一歳にもならない若い猫であったとのことです。

 

とりあえず、保護することとなりましたが、その子は長い間、何も食べていなかったようで、これでもか、というほど、与えたフードを食べ続け底なしのようでした。。。しかもかなり黒い毛皮が汚れ果てており、どこかをさ迷い、縄張り意識の強い他の猫ちゃん達から噛まれて追い払われ続けて、流れてこちらの方に行き着いたのでしょう。

 

この商店街では、猫に優しい方々が多く、店先にフードを置き餌にしてくださっている方もおります。きっとその匂いを嗅ぎつけてやってきたのでしょう。

 

以下、その黒猫ちゃんの起こした奇跡です。

 

この度、母猫ルーシーの産んだ3匹の仔猫達のうち、2匹は家族が決まったのですが、残りの男の子の黒猫はなかなか行き先が決まりませんでした。

 

そこに急にお問合せがあったのですが、なんとその方は、山梨の長野よりの別荘地に住んでいらっしゃるご夫婦でした。

 

今年の11月、たった3歳で白血病を発症した黒の男の子猫が急逝し、ご夫妻ともども、息子を失ったようで毎日毎日、嘆き悲しみおかしくなりそうであったそうです。

 

奥様は62歳でご主人は59歳であるそうですが、他の近くの団体さんからは、年齢の理由で断り続けられていたということで、最終的にこちらにお問い合わをしてこられたのでした。

 

当日、奥様は4時間も掛けて電車で訪問して来られました。

 

こちらの男の子黒ちゃんも、いつになく奥様の前に出て来て大人しく撫でられており、奥様は、この黒ちゃんを見た瞬間にとても気に入ってくださいました。

 

以前の黒猫も「黒ちゃん」と呼んでいたそうで、運命を感じられたそうです。

 

そして、後日、ご主人様とご一緒に黒ちゃんをお迎えに来られることになったのです。

 

そして、先日、私がロシアン4家族を江戸川区にHさまご夫妻と共に、お届けに行っている間に、ご夫妻が来られ、松本さまが対応してくださっている時に、事件が起きました・・・

 

ロシアン家族をお届けに行った帰りは、道路が混んでおり、なかなか進まず、そこに松本さまからお電話があり、

 

「早く帰って来れない?黒ちゃんが逃げ回って捕まらないのだけど」

 

とおっしゃいます。

 

Hさまご夫妻が、頑張ってくださり、無事に到着すると、黒ちゃんが逃げまどい、逃げる時にお迎えに来られたご主人の指2本を噛み、出血であちらこちらに血が飛んでいるカオス状態になっていた部屋でした。

 

そこで、私は黒ちゃんを説得し、別の部屋に追い込み、そっとハードキャリーの入口を開け、そこに入るように促すと、意外なほど素直に黒ちゃんは、キャリーに自ら入ってくれたのでした。

 

なぜに最初にそんなに暴れたのか、信じられないほどでした。

 

その騒動の間で、なんと元黒ちゃんのご主人の方は、怪我をしていた捨て黒猫を気に入り、この子も一緒に連れて帰る、という展開になったのです。

 

事の顛末は、ご主人が黒ちゃんに指を2本噛まれて出血し、松本さまが、ドラッグストアに包帯などを買いに行かれている間に、怪我捨て黒猫ちゃんが、ケージから出てきて、ご主人の指の辺りに頭をこすりつけて慰めていたそうなのです。

 

ご主人は、元自衛官であり、怪我をした時の対処法なども知っていらして、傷口を猫が舐めたら、ばい菌が入ることを知っていらして、舐めさせないように何度よけても、黒ちゃんは何度も何度も来ては、ご主人にすり寄って慰め続けていたそうです。

 

その健気な姿を見て、ご主人はすっかり心を掴まれてしまい、この黒ちゃんが欲しい、ということになったということです。

 

しかし、奥様は仔猫の方がどうしても欲しい、と主張を曲げず、でも猫は一匹しか飼えない、なぜならケージに2匹も入れられないから、とおっしゃったそうです。

 

そこで松本さんがベテランの手腕を発揮してくださり、

 

「この怪我をした黒ちゃんには、前に亡くなった黒ちゃんの魂が入ったに違いないわよ。黒ちゃんの恩返しよ。怪我猫ちゃんはケージフリーで大丈夫、猫は2匹で飼った方が絶対に良い結果になるわよ」

 

と説得してくださった結果、では2匹を引き取りましょう、という結論に達したそうです。

 

それは、凶暴になってしまった黒ちゃんを捕まえている間に、すべて話がまとまったようです。

 

逃げられないように、ビニールひもでグルグル巻きにされたキャリーに入った仔猫の黒ちゃんと、余裕の顔で、自らキャリーに入っていった怪我猫黒ちゃん達は、夕日の輝く中で、真っ赤な車に乗せられた2匹は無事に別荘地のログハウスに出発して行ったのでした。

 

なんと帰りは2時間掛からずに到着したということで、奇跡の連続を感じました。

 

後日、聞いたお話では、そのご主人は肺がんを発症していたはずが、以前の3歳で亡くなった黒ちゃんを飼っていた間にすっかり完治していたそうです。

 

それも、きっと亡くなった黒ちゃんの恩返しであったでしょう。

 

今回の度重なる偶然の奇跡はまるですべて最初から脚本があったかのようでした。

 

・ご夫妻が来られる一日前に怪我黒ちゃんを保護した。

 

・仔猫の黒ちゃんがいつになく暴れたおかげで、怪我猫黒ちゃんが、ご主人にアプローチできた。(もし、スムーズに黒ちゃんが捕まっていたら、ご夫妻はそのまま一匹だけお連れして帰られたでしょう)

 

すべて仕組まれ脚本通りの展開になったとしか思えません。

 

亡き愛する黒ちゃんが起こしてくれた

 

3匹の黒ちゃんストーリーでした・・・

 

メデタシメデタシ

 

すべてのことに意味がある

 

すべて最高最善の結果となる

 

と再度、認識させて頂きました。

 

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黒ちゃん