今年は、今までの人生ではあり得なかった程、仔猫ちゃん達に翻弄されております。
2019年のラストスパートなのか、連日のように仔猫ちゃん達に遭遇してしまいます。
毎回、遭遇すると一瞬は心が乱されパニック状態に陥ります。
しかし、仔猫を巡ってあらゆる奇跡が起き、徐々に不安と心配と苦しみを共鳴し合ってしまう時の重たさが、やがては歓喜と感激に変わっていき、最後は大きな感動で終わり、終わった後は、その余韻がしばらく続き、後味が爽やかなまるで壮大でドラマチックな映画を鑑賞していたような気持ちへと変化していきます。
そして仔猫に遭遇してしまうと、その間、必ずと言っていい程、福沢諭吉氏の描かれた肖像画が、複数、目の前に現れ、そして私の手元からひらひらと空中に舞い上がり、やがて幻のように消えていきます。
一瞬は福沢諭吉氏の肖像画の端を冷や汗で冷たくなった指で握りしめ、手放す時、勇気と苦渋の決断を強いられるのですが、それはほんの一瞬で、すぐに決意が固まり、心が軽くなりって「まあ、なんとかなるか」という言葉が現れては、肖像画を掴んだ指を放してしまいます。
きっとこれはリアルなドラマティックな物語の鑑賞券をリアルに見せて頂いている代金なのでしょう。
少し前に、エジプト在住の生徒さまから、エジプトツアーの計画をお勧めされ、一人でも行ってこようかなという誘惑に駆られて、計画を立てていたところ、その生徒様が急に日本に帰国ししばらく日本で活動をされることとなり、今年のエジプト旅行計画はお流れになってしまいました。
もし、そのツアーを実行していたとしたら、30数万円は掛かっていたと思います。そのちょうど同じくらいの代金が、仔猫ちゃん達の騒動で、最近、宙に消えていきました。きっとこれは天界の思し召しでしょう。エジプトに行かなくても、行ってきてエネルギーを頂いたほどのものが、仔猫ちゃん達から頂けたと感じております。