jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

終わりと再生・・・

 

昨日、20日はシェルターハウスでの譲渡会の開催でした。

 

「ねこむすび」さんと「ねこだいら」さんがSNSで大いに呼び掛けてくださり、またお手伝いをしてくださったおかげで、会場は大盛況となりました。

 

こちらの今まで静かな日中であったのが大賑わいで、猫ちゃん達皆、大興奮状態でした。

 

最終的に、5猫ちゃんの行き先がほぼ決定致しました。

 

行かず後家になりそうであった、ガブリエルちゃんとミカエル君も、すごくお近くの猫大ベテランさんが決意をしてご家族になってくださることとなりました。

 

なんと一か月前に亡くなった18歳の猫ちゃんがガブリエルちゃんとミカエル君を足して2で割ったようにそっくりであったそうです。

 

そのお方は最初はアラミス君とメタトロン君をご所望であったのですが、こちらが

「仔猫の旬の時にこの子達の方からいかがでしょう?」とお勧めし、ねこだいらさんが、最後の一押しをどん!としてくださり、ガブリエルちゃんとミカエル君の方に気持ちが固まったようでした。

 

有難い有難い!

 

これで今年のこの2匹の仔猫達の行き先を案じていた心の重荷が軽くなりました。

 

ほっとしたのも束の間。

 

片付けをしていると、緊急のような電話があり、

 

「車道でうずくまっている猫がいる、どうにかして!」とおっしゃいます。

 

聞いてみると、あの孤独死をしたおじいさんの家の近くのようです。

 

片付けもそこそこで駆け付けてみると、やはりおじいさんが残していったまだ若い猫が車の通るのも気が付かないかのように小さくうずくまっていました。

 

つい最近、その家の中の家財ごみが全部撤去され、戸締りをされてしまって締め出されてしまっていたのでしょう。

 

私はその日からもずっと空き家にそっとフードを置いていたのですが、この3日間くらいまったくフードに手が付けられていませんでした。

 

きっとこの子が以前は食べていたのでしょうけれども、家の中に入れず寒さの為に衰弱し、食べることすらできなくなってしまっていたのでしょう。

 

この茶白の子はおじいさんが亡くなった8月頃、顔を出してくれていましたが、もうその時にはよだれを垂らし、弱っている様子でした。

 

その時、かなり保護しようか迷いましたが、かなり警戒心が強く、家猫になるのは難しそうな感じがし、せめて食べるものだけでも、とご近所の目を盗みながら、毎晩、空き家の見えないところにフードを置いていたのでした。

 

しかし、置いても置いてもご近所が見つけ出し捨てられていました。

 

更におかしなことに、以前は10数匹はいたと思われるおじいさんの猫がその子以外一匹も見当たらないのです。

 

三毛猫が6匹はいたはずなのですが、すべて消え去ってしまいました。

 

そのご近所は悪魔の棲家のような場所であり、ほとんどが猫を憎んでおり、「こっちで捕まえて保健所に連れて行く!」と叫んでいるやからのいる場所でした。

 

憶測ですが毒入りの餌を皆食べさせられて殺されたのでは、と思います。

 

本当に痛ましく辛い、そして許されるべきではない恐ろしい事です。

 

その茶白の子もきっと毒入りの餌を食べさせられ衰弱していったのだと思います。

 

すべての原因はもともと、亡くなったおじいさんの「心優しい厚意」、しかし「後先考えない行為」から始まったものです。

 

人間達の残酷な行為の犠牲者となって死んでいった多くの猫達・・・

 

おじいさんは「地獄界」に行っていると感じます。

 

生きて残っている人間達も皆、地獄界の者達です。

 

 

しかし、猫ちゃん達の魂はすべて天使達になり、軽やかな光の中を舞い、哀れな人間達の側にそっと寄り添って慰めてくれています。