先日のゴルフ場近くの18匹をリターンし、あとは地元の方々にお任せをして戻ってくると・・・
天国から地獄に再び突き落とされました。
それも猫シェルターのワンブロック向こうの目と鼻の先という場所に、その地獄界は存在していました。
入間の猫ボランティアさんがこちらに訪ねて来られる途中で、その屋敷にたむろしているさび猫ちゃん達を発見し、怒りながら伝えて来られたそうです。
こんな近くにそんな場所があったのに、なぜに気が付かなかったのか?とお怒りであったそうです。
その家を訪ねても、出てくる気配なし。
恐る恐る表札も呼び鈴もない玄関とも思える扉を開くと、昭和初期のような土間があり、そこに時がそこで生活をしていた人間がいた気配はあるものの、瞬間で時が止まり人間が消え去ったかのような風景が広がっていました。
蛍光灯もなく豆電球がぶら下がっている天井からはつららのような埃が長く垂れ下がり、板のふすまはすべて朽ちて穴が開いており、どうみても廃墟としか思えないような屋敷でした。
そんな中であちらこちらから、精霊のように目をくりくりとした可愛い顔がこちらを覗いています。
ざっと数えただけでも10匹の黒や茶白、さび、キジトラのまだ仔猫とも見える猫達がそこに住んでいました。
土間には、人間の残飯が置かれ、胸が苦しくなるような心持になりました。
その日の夜からどうしようかと考えながらいると夢かうつつか、自分の右腕がテロの爆弾によって飛び散っていくものの、なぜか半分ちぎられた腕が普通に動く、というヴィジョンを見ました。
これがどういう意味なのか分からないまま、もう決行するしかない、と感じました。
それからの3日間。
あまり思い出したくもないおぞまじいことが起こりました。
2人兄弟の70代か80代とも思える方々は完全なる統合失調症と思えました。
そのお隣に住む妹さんはご近所からのクレームの責め苦と、暴力夫からの言葉の暴力で弱り切り、今にも消え入りそうなご婦人が、兄が大声をあげて両手両足をばたつかせながら大暴れをし、大きな捕獲器を放り投げているところを泣きながら止入る光景が目の前で繰り広げれれました。
こういう光景はかつて、精神病院を訪問した時に何度も目の当たりにした悲哀と狂気が入り乱れたものです。
こんなことを引き起こす為にこちらはこんな活動を行なっているのではありません。
ただ、ここまでの地獄絵図が繰り広げられるようになるまで、放置されていたことが悪いのです。
それは親類やご近所の総責任であると思います。
そして近所の人間達も皆、地獄の沙汰でした。
丁寧に頭を下げながら、ご協力をご依頼した人々、ほぼ9割が
「うるさい!帰れ!」
のような暴言を私に浴びせました。
庭先をきれいにし、品よく住んでいると見せかけているその人間達の魂レベルは、地獄界そのものでした。
またシェルターの斜め前に事務所がある議員の方にも再三、相談をしご協力を乞うたものの、その気違い爺さんの怒りを更に助長させ、そしてその爺さんにこちらの住まいを教えてしまい、爺さんが殴り込みをかけてくるという事態にまで発展させてくれました。
これまで私は政治家というものを信頼など一切して来ず、助けを乞うたこともなかったのですが、この猫活動をして以来、その信頼度は更に地獄に堕ちました。
そもそも市議という存在は必要なのでしょうか?
私は分かりました。
市議をはじめとする政治家という存在は
理想的な夢のようなスローガンを作る
コピーライター
に過ぎないと。
そしてドリームランド、地上天国、夢の国を作りましょう!
と大声で空大騒ぎをする方々。
その方々は我々の死に物狂いで働いて収めた税金で年収1000万以上ももらっているらしいとのこと。
そのかげで、猫ボランティアのような人間は市井の人々からは罵声を浴びせられ、時々狂人からは本当に殴られ、猫に引っ掻かれ血まみれになり、毛と糞尿まみれになりながら、それでも猫の為にひたすら動き続ける・・・
すべては天界のゴールを目指すのみ、と思うから私は無感情でやっていけます。
天界のことを知らないボランティアさん達は、何に癒されながら続けられるのか・・
やはり保護した猫からの愛でしょうか。
つづく・・・