昨日、猫ハウスで掃除機を大音量で掛けていたところ、新入りの茶白の女の子が、少しだけ空いていたドアから倉庫になっている部屋に飛び込んでしまいました。
積み上げられていたものの上に茶色と白の可愛らしい尻尾だけがくるっと動いたのを見つけて、思わず抱っこして捕まえようとすると、思いっ切り指を噛まれて逃げられてしまいました。
掃除用のゴム手袋をしていた為に大事には至りませんでしたが、手袋を抜いでみるとおびただしい血で手が真っ赤に染まっておりました。
その日の朝、ちょうどドラックストアで防水絆創膏を買ってあったのが役立ちました。
何か予感があっとのだと思います。
先日、メイちゃん目当てに来られた60代の女性が、手を噛んだアメリカンショートヘアの子を
「飼い主との信頼関係がなくなったらもうダメでしょ。安楽死してもらったの」
と、顔色ひとつ変えずに平然とおっしゃっていたのを思い出しました。
(その女性、猫募集サイトでなんと40件も同時に応募していました。でも一匹も引き受けていないところを見ると、保護団体さんがその人の悪意を感じているのでしょう)
もし、噛んだくらいで猫を安楽死させていたら、私など何十匹も安楽死させないいけなかったことになります。
最初に私を噛んだホワイト・イーグル君など、負傷していた腕の膿を取る手当を一日2回しないとならず、一日一回以上、彼は私を噛んで参りました。
ホワイト・イーグル君も痛みで必死であったと思います。
なんせ、骨と神経が外に見えている状態で、強引に抑えつけられて消毒液をかけられ、脱脂綿で拭かれるということをされていたのですから、人間であったら耐えられないほどの痛みであったと思います。
一年間もその手荒な治療の後に、手の施しようもなくなり腕の切断に至りましたが、本当にはやく決断をしていたら、といまだに悔やまれます。
先日、ホワイト・イーグル君の今の飼い主さまとお話をさせて頂きました。
ホワイト・イーグル君は、超超甘えん坊の元気な子に変身しているそうです。
昔の団地の猫仲間とも一緒に幸せに過ごしていることをうかがうと、本当に嬉しくなります。
その団地でも無知な住人達が、ホワイト・イーグル君をはじめとする多頭飼育崩壊から外に出ていた猫ちゃん達を虐待しており、保健所に通報したりしていたようですが、大事にしたら猫ちゃんだって輝くのです。
指を噛まれたくらいでは痛くもかゆくもございません。