先日の、「手術済みであったのにかかってしてしまった兄妹ネコ」のことを思い出してみると、そういえば、連れて来られたボランティアさんも手術しているかどうか、あいまいだった、ということでした。
その代表の方は、ネコ神様のようなお方で、私も心の底から尊敬し、お手伝いをしたいと願っているのですが、あまりにもお一人で抱え込み過ぎていらして、一匹一匹のことを覚えていられない、という末期状態なのでした。
ひとつきに100匹以上もTNRをすることもあり、保護した仔ネコ達は複数のボランティアさん達に振り分けないとならず、情報がごちゃごちゃに混ざりあっていることが多くあります。
私の不在中にこちらに届いていたこともあり、ネコの情報を聞いても「よくわからない、忘れた・・・メモを見ないと」とおっしゃることも多々ありました。
おひとりで県をまたがってあちらこちらで依頼をされていらっしゃいます。
そのお姿は神々しいのですが、この方が突然倒れてしまったらどうなるのか、と一抹の不安を覚えることもあります。
やはりおひとりで抱え込み過ぎてしまうのは、行政も周囲もその方ばかりに甘えすぎてしまっているのが原因なのだと思います。
皆で問題を分け合わないといけないと思うのです。
地上で起きていることは、皆でシェアして、痛み分けをし合いましょう、責任を皆で分かち合いましょう、と言いたいと思います。
そのネコ神様の方も、よく「もう歳だから辞めたいんだけど・・・」とおっしゃっています。
こちらの市で譲渡会を開催されていた代表の方も、昨日を持って譲渡会を終わりにされたと伺いました。
おうちの事情で苦渋の決断であったようです。残念ですが、そろそろ潮時であったのでしょう。
以前からその方をふと思い出していた時に Replacement という単語が浮かんでおりました。
交代
の時が来ていたのですね。
そろそろこのネコ問題のことは、一部の方の働きに頼らず、国の事業として取り組んで頂かないとならない時期だと思います。