3月になってから急に身辺が忙しくなり、毎日朝早くから深夜まで動き回っておりました。
今朝は、ようやくつかの間の休息で瞑想状態でした。
3月に入ってから起きたこと・・・ネコ関係では・・・
また市役所から一本の電話があり、
「外に来ているメス猫と思われるネコをなんとかして欲しい」という人がいるので行って欲しい、
と、いつものように簡単に依頼されました。(この無料の委託業者扱いに対しては思うところがかなりありますが、担当の人も自分の業務を淡々にこなしているだけですから、責めようがありません)
結構近くであったため、自転車でぐるぐるとグーグルマップを見ながら探し回っても、お目当ての家が見つかりませんでした。
しかし、マップが教えてくれたその家が見つからないことがようやく判明いたしました。
お宅の表札の前に大きな、黄金の実を豊かに輝かせているキンカンの木が立派にたっていて、お名前を隠していたのでした。
「キンカンがたくさん成りました。ご自由にお取りください、ありがとう」
という札がぶら下げてあり、このお宅の方はきっと良い方に違いないと思いました。
キンカンなんてめったに買うことがないため、有難くいくつか頂いてしまいました。
あとで頂くと、柑橘系の香りがとても良い新鮮なキンカンさんでした。ビタミンC有難う。
そして庭のネコちゃんを探してみると、小さいネコハウスに入っていたとっても懐っこいネコちゃんが現れ、スリスリとして参ります。この子は、どうみても捨てられたネコか脱走してきたネコちゃんだと思いました。
しっぽがピンと立っているので、後ろを拝見しても、2つの丸いボールがついていなかったために、確かに女の子だと思いました。
そして当日、依頼主さんが入れてくれた小さなキャリーにその大きなネコちゃんを入れて、Hさまご夫妻の搬送で、おおにし動物病院に連れて行って頂き、待っていても、手術済みであるという連絡がなく、未手術のネコちゃんであると分かりました。
しかし、おおにし動物病院さんの手術後、引き取ってみると、なんとその子は「オス」であることが判明しました。
おおにし動物病院さんは、多くのネコちゃんの手術をしているために、一匹一匹に目をかけることができず、いつも術後の説明もあまりないので、はっきりとは分かりませんでしたが、こうがんが、内側に埋もれてしまっているオスネコちゃんは1,2%くらいたまにいるようです。
「停留精巣」別名、「停留睾丸」と呼ばれ放っておくと、腫瘍化しやすいようでしたので、手術ができて良かったと思いました。
その子は、無事に依頼主さんのお宅で保護して頂くことになりました。
しかし、そのご近所を見ると、夜中にささーと走り去っていくネコちゃん達が結構多く見られて、これは良くない傾向だと思いました。
近くの公園で10数年も餌やりをこっそりなさっているベテラン餌やりさんがいらしゃり、そこで4年ほど前に爆発的にネコが増えてしまい、TNRをしたことがありました。
その時、4匹の結構大きくなってしまっていた子ネコを引き取り、無事に良い方々のお宅に参りましたが、その後、また徐々に増えていたと思われます。
依頼主さんは、以前もお庭で来ていたネコちゃんを保護して10年間、出入り自由なネコとして飼っていたそうで、ネコ愛はあると見えますが、いまひとつ、TNRには乗り気ではないようです。
私のエリアからもそれほど遠くないため、とても気になる場所です。
今後、なんとか協力者を見つけて、再度、捕獲活動をしないと、と思っております。
またあのキンカンさんを頂きに参ります・・・
つづく・・・
Hさまご夫妻のご厚意で、連れて帰ってきて、その子を保護したい、という依頼主さんのもとに