本日、6月18日は、新月でした!
梅雨の合間に、すっかり真夏になってしまったかのような強い太陽の日差しが降り注ぐ一日でした。
今日はネコボランティアさまHさまご夫妻の寛大なおはからいで、邸宅を開放してくださり、他のボランティアさま方との会合を取り持ってくださいました。
皆さま持ち寄りの素晴らしく豪華なランチパーティのようでした!
まるでクリスマスとお正月が一緒に来てくれたようなゴージャスな会合でした。
しばらく皆さまとはあまり接点がなかったため、お互いに取り組んでいることを知らずにおりましたが、今回の会でいろいろなことが分かり、つながって参りました。
今回は、小平の中で地主さん方が所有する大きな畑が点在するところに住宅街が周囲に密集している地域でネコ問題に手つかずであった場所が発覚し、自治会の方が、これではいけない、と手を挙げてくださり、取り組むことになりそう、というテーマがありました。
その地域のことを、市役所から私に白羽の矢があたり、「処理するように」と指名されてしまったのですが、ここは一人で取り組むには途方もなく、めまいがするほど広範囲なエリアであり、しかも私の住んでいる場所からはかなり遠く、情報もなく・・・
そこで、他の皆さまにもご協力を依頼致しました。
そして、まずは自治会に参加させて頂き、自治会を通して、住民の皆さまに啓もうをし、ネコ活動のことを知らしめ、そして、情報を得て、皆さまが率先して取り組んで頂くように促し、そこに協力する、という順番にやっていくしかないかなと思っております。
しかし、他のボランティアさんがもうすでに、その地域のある農地でたくさんのネコがいて、子ネコも次々に産まれてしまっているというSOSを受けられたようで、取り組み始めているとうかがいました。
今回の場所は本当に命を削られるほど大変な作業になりそうです。。。
そのエリアというのは、実は私が高校生であった時に、遅刻するたびに、近道として通っていた地域です。
駅から、近道をすると一面、農地が広がっており、駅から学校まですべてが畑、だったという記憶があります。
そこを取り組むように言われたということは、なんとなく思い当たることとして、高校生時代の何に対しても情熱がなく、しらけ切って、毎日が怠惰で惰性で生きていた時の「罪滅ぼしをしろ」、「やり残していることを終えろ」、「情熱を持て」ということなのかな、と思えて参ります。
高校生時代は「青春」とか「情熱」とか「頑張る」という言葉に嫌悪感を覚えており、何に対しても一生懸命にもなれず、力を注いだことなどありませんでした。
この年になってようやく、ネコさんを助けることに「頑張る」ということをさせられるのかな、と思えて仕方がございません。
新月の日に、「小さな命であり、大事な可愛いネコさん達を助けることを頑張る」という決意を新たに致しました。
あーでも気が重いな~ 体も重いな~ 高校生の頃の若い体が欲しい・・・
また昨晩から仕掛けていた捕獲器に、さび猫さんとそのつがいのような大きなオスが捕まりました。
そして、なんとさび猫さんは、お腹に3匹の胎児がいたと獣医さんの電話で知りました。
その子達に餌やりをしてくださっている方は、5月3日に、そこで大きな火事が起こり、その焼け落ちた家の跡地にネコさん達が急に現れ、ワンちゃんの散歩中にその子達を発見したそのお方は、同情をして、その日からその子達に餌を与えるようになったということです。
出火の原因は、その家の方の朝の寝たばこの不始末だそうです。
その方は亡くなってしまったそうですが、たぶん、その方がネコさん達に餌を与えていて、ネコさん達はその方が亡くなったことを知らずに、火事の後でもお腹が空いてそこにやってきたのだろうと想像できます。
しかもお腹に子を宿してしまい、強烈な焼け焦げた臭気の漂う焼けただれた火事現場でも、餌やりさんから頂く餌を求めて、お腹を空かせて、うろついていたのでしょう。
本当にネコさんには気の毒なことです。
しかし、お優しい方に救って頂けて、本当に良かったと思います。
そのお母さんネコは堕胎を余儀なくされましたが、そのお優しい方とご家族さまがしばらくケージで静養させてくださることとなりました。
ちょっと安堵致しました。
これまでかなりの数のネコさんを捕獲して参りましたが、まだまだ先は長そうです。
他のネコボランティアさんは、今日はご趣味の歌舞伎観劇があるということで、早々に会合を切り上げて退出されて行かれました。
そういう風に息抜きをしながら、ゆるく長くネコ活動をしていく方が長続きがするのでしょう。
しかし、私は現在、自分の時間をすべて犠牲にして、ネコ活動をしてしまっております。
細く長く、というよりも太く短く終わらせようと、無意識にしている気がします。