11月もどんどん過ぎて参ります。
先日の11月3日に、市の福祉バザーの販売のお手伝いに行って参りました。
市の職員や市民の方々に、「ネコ活動をしている人がボランティアをしている!」とアピールするもの目的の一つでした。
それに関しては、福祉協議会の方々が
「ネコのボランティアさん達がこんなにやってくださって!」
と有難がり恐縮し連発してくださった為に、アピールは成功したかな、と思いました。
私と他のお二方のネコボランティアさまもご参加くださいました。
しかし、朝の8時半から夕方まで、11月とは思えない強烈な暑さの中で、土埃舞うグラウンドでの衣類の山と人間達との格闘には疲れてしまいました。
まだ後遺症の心身の疲れが若干残っております。
バザーの日の前に、市民の方々から集めた不用品の仕分け作業もさせて頂きましたが、こんなにも物があるのか、と圧倒されるほどの段ボールが積みあがっておりました。
会館の建物の中に目いっぱい詰め込まれている物は、重さで建物が崩れそうな勢いでした。
市民の皆さんは、4年ぶりの開催のバザーに箪笥の肥やしを思いっきり出してくださったのでしょう。
中には札がついたままの衣類やビニールから出していないままシミや虫くいがついてしまっているようなものもたくさんありました。
職員さんがおっしゃるには、買い物症候群の方々が結構いらっしゃり、買うことで満足して、そのまま山のように積み上げる人も多い、とのことです。
またぬいぐるみもUFOキャッチャーで取るのを趣味として、獲得したら、それで満足し、やはり勝利品を山のように積み上げている人も多い、とうかがいました。
それを欲しい方々に提供して、両者が得をするというシステムは良いことですね。
しかし、今回、販売の方を手伝わせて頂きましたが、早朝から並んで待っていらした市民の方々が怒涛のごとく押し寄せ、衣類の山をブルトーザーのごとくかき回して、勝利品を勝ち取ろうとする姿に、茫然としてしまいました。
詰め放題の袋にこれでもか、と詰め込む姿は鬼のようでした・・・衣類をかき分ける後ろ姿からは火が出ているほどで、ちらっと見る顔は無表情で般若のごとくで恐怖を感じてしまいました。
無駄をなくすエコロジーの良い日なのですが、人目を気にすることなく迷惑も顧みず、がむしゃらに品定めする姿に、人間の奥底にある強欲な部分が暴露され、それを垣間見てしまっている自分に羞恥心まで感じてしまっておりました。
来年は福祉協議会の方々に、頼まれても、販売の日ではなく、前日までの仕分けの日だけお手伝いに行こうと反省し、すごすごと帰って参りました。
やっぱり人間は怖い・・・
純粋無垢で刹那的でため込むことはしないネコちゃん達と触れ合っている方が安らぎます・・・