jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

節分前、鬼が暴れ始めています

関東地方は、ここ最近、晴天と強風が続き北風が吹き荒れ、土煙が立ち昇っております。

 

乾燥した大地に龍が飛び込んだり、空に舞い上がったりと大暴れをしているように見えます。

 

また地中に埋もれて冬ごもりをしていた鬼たちも春の気配に目覚めつつあり、寝起きでむずかっている赤子のように大声をあげています。

 

そのせいでもあり、精神が不安定の人々の中に、面白がって出たり入ったりする精霊達のおかげで、増々、いらいらとしているように見えます。

 

かくいう私自身も周囲から怒鳴られたりする頻度も増して参りました。

 

昨日の昼間も、結構どうでも良いことで、他のネコボランティアさんの怒りの引き金を引いてしまったようで、突然、声が豹変し、電話口で

 

「あんたねー!勝手なことしてんじゃないよ!いっつも勝手なことばっかししてさー!今までもいっつもじゃん!」

 

と激しい言葉の数々をぶち当てられ、不愉快極まる気分になっておりました。

 

その方は単に日頃のストレスを、言い返さないと分かっている私にぶつけてうっぷん晴らしをしています。思い返しても私はその方にとって不都合なことはいっさいしておりません。むしろ、その方の数々の仕出かして、悪化したことの尻ぬぐいをずっとさせられ事を収めながらも、何も言わず、黙って耐えているだけのことです。

 

またこの2日の間、3つの電話が同時に「お世話しているネコが瀕死の状態だから引き取って」「お世話をしている重篤な病気のネコを保護して」「お世話をしている怪我をしているネコを保護して」という似たような旨の依頼がありました。

 

まったく似たような要件であったために、これはシンクロであり、私を試すテストであると思えました。

 

これまではネコのこととなると、すべて引き受けて断ることはありませんでした。

 

しかし、考えてみると依頼してくる方々は、私よりもよっぽどネコに余裕のある環境にあります。時間も経済的にも余りがあり、また人生において目の前のたった一匹のネコさんとの対峙です。しかも長年お世話をしていてずっと親しみがあるネコさんを、そのネコさん達にとっては見ず知らずの、そしてただボランティアをしているだけの人間に全部丸投げをしてくるというのはおかしい、と思えて参りました。

 

もしそんなことをして、目の前から面倒なネコがいなくなってほっと安堵したとしても、きっとその方々は学びが中途半端であるであろうから、もっとハードで辛い試練を課すように仕向けられることでしょう。

 

そう瞬間的に判断し、すべての依頼を心を鬼にしてお断りすることにしました。

 

「こちらは病院にお連れしたり薬を届けることはできますが保護はできません。どうぞご自分でできることをなさってください」

 

とお話しました。

 

すると案じていたよりもあっけなく、

 

「分かりました。頑張ってみます。他の人にもあたってみます」

 

と返してくださいました。

 

これはきっと私の課題であったことだと思いました。

 

ここの地域のすべてのネコ責任を全部自分で背負わなくてはいけない、と思い込んでいた思い癖を解放し、皆で責任をシェアし合う、というレベルに上げられた、気がします。

 

ちょうど母からの電話があったばかりで、まるで母にマスターが宿ったように母がしゃべり出し、

 

「あなたはこれまでの人生で他人の苦しんでいるものを全部引き受けて、他人が嫌がる汚い仕事ばかりをやってきたでしょう。皆の責任を全部押し付けられて損ばかりしてきたでしょう。他の人達はあなたのやった手柄を全部取っていって、得意になって、きれいごとばかり言っているでしょう。あなたはみんなに良いように使われているだけ。それじゃあだめです。もっと皆に振らなきゃ。ちゃんとみんなに言いなさい。みんなで責任を取らなきゃ」

 

とこちらは何にもいっさい言っていないにも関わらず、全部知っているかのように、話しだしたのです。

 

以前から、時々母は霊能者のように預言めいたことを話し出したり、急に指導者のように話し出したりすることがあります。

 

その時も、私のマスターが母に入って最後の苦言を申したのかな、と思えます。

 

母の電話のあった後で、怒鳴られたり、3つの依頼であったので、そのとんでもないことを母が予言していたかのような出来事でした。

 

私もネコさんのことは本当にお気の毒であると思いましたが、もしその3匹をこちらで引き取ってしまったら、こちらも容量オーバーになり、狭い空間に押し込められるネコさん達もまるで虐待を受けているかのように辛いことでしょう。

 

ネコさん達も、もともと慣れ親しんでいる方の、そのお宅で静養したり、最期を迎えた方がネコさん達にとってずっとお幸せなことでしょう。

 

私の中の鬼も強くなってきています。

 

しかし強くなりすぎると天変地異を引き起こし、自らの身も焼き殺してしまうため、なだめすかしております。