昨日は、こちらの地域の夏祭りでした。
昼間の熱気の残る夜は、いつもは閑散とした駅前が、どこから湧いてきたのかと思えるほどの、どこもかしこも人だかりで、大いに盛り上がっておりました。
そんな中、私は猫ちゃんの入ったキャリーバックを片手にその調子に乗って悪ふざけをし大騒ぎをしている人混みをいらっとしながら、何度も掻き分け掻き分け「人間はもういらない・・・」という心情でおりました。
昼間は、保護したばかりの猫ちゃん達
「イシス(アリエルから変更。ちょっとイメージが違ったのです。どちらかというと大天使よりも、この方はエジプトの女神のイメージでした)」
「ホルス(ファラオから変更。イシスの息子の神様になりました)」
そしてボブ(まだまだびくびく中)
達を里親様候補になられる方がSさん宅を訪ねてこられて、初披露致しました。
以下おまけの厚かましいマイケル
うしろにサンちゃん(サンダルフォン)が亡霊のように写っている図
その後、昨日捕獲に失敗した「こてつちゃん」が捕まったということで、手術をした後のお迎えに病院に赴きました。そして里親様になってくださるご婦人と待ち合わせて夏祭りで大賑わいの小平に帰ってまいりました。
その道中、ご婦人は「昨日の夜から、庭で仔猫の鳴き声がするのよ~」と不吉なことをおっしゃいました。
また・・・ずどーんといやな予感を抱えながら、そのお宅まで「こてつちゃん」をお送りし、いろいろと注意事項をお伝えし、外に出た瞬間「ミャ~」というまさしく生まれたばかりの仔猫の鳴き声が脳の中まで突き刺して参りました。
ご婦人は保健所に電話して引き取ってもらおうか、とおっしゃいます。「それは止めましょう!」と天からの瞬時のお達しで、それを制し、庭を探してみると、そのお隣の事務所の建物の脇に産業ごみのようなものが積み上げられた、そのがれきの隙間からかぼそい声が漏れて参ります。
もうこうなったら、とそのご婦人とともに、ごみの山の山頂から、庭にどんどんごみを放り投げ、仔猫を探しました。
ご近所の方々も何事か、と出て参りましたが、もう構ってはおれません。無我夢中でした・・・
ごみの山を崩し終えると、いました・・・小さい物体が・・・見たこともないような小さき物体が・・・
ああぁぁ・・・見たくありませんでした。
この光景が見たくないために、この一年、野良猫捕獲保護手術を頑張ってきたのに・・・
天界はどれだけの試練をくださるのでしょう・・・
そうぼやいてもおれず、すかさず、Sさんに承諾の電話をしました。Sさんは軽やかにさわやかなお声で受け入れを承諾してくださいました。
仔猫をご婦人に借りた洗濯ネットにそっと放り込み、保冷用バックに入れると再び、祭りのひとごみ(まさにごみ)を掻き分け、時折「猫じゃねー?猫がいるぞ」という面白半分好奇心のふざけた声の主を冷たくにらみつつ、仔猫がごみにつぶされないように防御しながら、もう一度、Sさんのお宅まで汗だくになりながら戻って参りました。
そして以下、Sさん宅の平均年齢が一気に下がり、フレッシュな空気が満たされている図
先日、保護した母猫にちょっと託してみたところ、母猫は受け入れている様子で、仔猫も必死でおっぱいを探して吸っておりました。
続く・・・