jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

ナスターシャ・・・


今日のTV「午後のロードショー」では、ナスターシャ・キンスキーチャーリー・シーンの映画「ターミナル・ベロシティ」がやっていました。

以前観たことのある映画です。

ふと懐かしき高校生時代がよみがえります。

高校一年の時、クラスに洋画ファンが多く、外国の俳優さん女優さんのそっくりさんを出版社に応募する企画があり、しょっちょう誰かしら応募されておりました。

心優しき天使系クラスメイトが私がナスターシャ・キンスキー似だと言い、写真を撮って応募してくれておりました。あれはどうなったのかな・・・どう考えても似ても似つかない・・・とっても天使系なクラスメイトは初対面で私をベルサイユのばらのオスカルに似ていると激褒めしてくださり、最初はオスカルと呼んでくれ、その後はナスターシャと呼んでくれました。(天使系クラスメイトはエンジェルアイという優しい天使のフィルターが掛かった目を持っていたに違いありません)

どうも居心地の悪い呼び名でありました。

その後、2年生になると天使系のクラスからルシファー系のクラス替えになると、私のあだ名は「ミック」と「キャメル」になっておりました。

ミックはミック・ジャガーに似ている、というところから、キャメルはラクダに似ているというところからだそうです。

その頃の私はすべてが面倒になりつつあり、生まれつきの茶髪をくしでとかすこともなくぼさぼさの頭で、朝も顔を洗わないまま、だらしないよれよれの制服の恰好のまま、遅刻するか、ずる休みをする毎日でありました。

髪の毛がミック・ジャガーラクダのように茶色で逆立っており、目はまつ毛がラクダのように異様に長く、その目は四六時中、眠そうでぼんやりしているということで、意地の悪いクラスメイト達は私をこき下ろすために、意地悪気に「ミック~、キャメル~、今日もだらしないね~きったないね~」と声のトーンを下げ、見下げるように声を掛けてきていたのでした。

一年で「オスカル」と「ナスターシャ」から、一気に谷底まで降格してしまったようです。

しかし、私はローリング・ストーンズの大ファンであった為に、「ミック」と呼ばれることは、マゾヒスト的無上な喜びでした。ローリング・ストーンズの刹那的、自堕落的な歌詞に憧れてわざとだらしなく汚い身だしなみにしていた感じもあります、と言いますか、すべてがとにかく面倒くさくなっていた時でした。

あの時代では洋画鑑賞やベストヒットUSAを見るのが娯楽でした。


あのだらしない青春時代の自分が、その反動で高校卒業後は突然潔癖症になり、掃除魔となってしまったのは、また何かの憑依か、または高校の2年間が憑依されていたのかも知れません。

ふと、一応青春時代がよみがえった日でした。


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      「ふ、ふあ~。退屈な話~」

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 「まあ、ストーブにでもあたってって・・・」