jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

仔猫ちゃん達



5月に入ってから、毎日のように捕獲を繰り返しております・・・

なぜか、「どうぶつ基金」さんの無料チケットがこれでもか、というくらいに手に入ってしまい、これは天界の思し召しかも知れない、と思い必死でチケットを消費することに専念しております。

現在、頼まれたり調査して作業している場所は4か所で、同時進行しております。

この3か月で近くの場所での30匹が終了し、ほっとしたのもつかの間のことで、手付かずであった場所からは、やっぱり、というくらい仔猫ちゃんが産まれてしまったという情報ばかりが入って参ります。

未然に防ぐことができたはずなのに、面倒でそのまま放置してしまっていた餌やりさん達の後悔の言葉があちらこちらから聞こえて参ります。

今回、急きょ頼まれた場所で4匹の猫ちゃんを捕獲したところ、そのうちに一匹が授乳中であったことが後で分り、捕獲した現場で聞き込みをしたところ、ある邸宅の畑になっているお庭のがれきの下に5匹の産まれたばかりの仔猫ちゃん達が発見されてしまいました。

母猫は、手術で2日間は帰れずこのまま放置してしまうと死んでしまうと思い、そのお庭で発見してくださったお嬢さんと共に、ウエットフードを与えようとしました。

しかし、なかなかスプーンにのせたフードが仔猫ちゃん達に届かず、放っておくとおびただしい数の蟻がフードの中に入ってきてしまいます。

それでもなんとか、2匹の仔猫には少しだけフードを与えることができました。そのお嬢さんはお宅でも猫ちゃんを飼っており、猫活動にはとてもご理解のある方でした。

しかし、すべて自然に任せるという確たる信念の持ち主でいらっしゃり、無理に人間が保護しなくても、自然にお任せしましょう、ということになり、フードを置いたまま様子を見ることにいたしました。

すると、翌日、その母猫ちゃんにずっと餌付けをしていたまた別のご近所さまから連絡があり、ご自分の猫のようにお世話していた猫ちゃんがご近所で仔猫を産んでしまったことや、ご自分で手術をさせていればこんなことにはならなかったという罪悪感を持たれ、ご自分がすぐにでもお車を出すから病院にお迎えに行きたいとおっしゃられました。

そして早朝、母猫を含む5匹の猫ちゃん達を病院にお迎えし、その子たちをもと居た場所に放ちました。

その母猫もまっすぐがれきの方に走っていきました。

しかし、お庭にいらしたその家のご主人が「見てくれ」と出て来られ、指さした方向には地面に突っ伏して今にも息絶えそうな仔猫ちゃんが2匹いたのでした。

その母猫のお世話をしていらしたYさんと私とで、慌てて2匹を拾い上げ、Yさんのお宅に連れて帰り、必死で水を飲ませたち、フードを与えたりしているとようやく目が開き始め、息を吹き返し、元気になっていったのでした。

現在は、そのYさんご夫妻が親身になってお世話をしてくださっています。

栄養失調で目がつぶれていてノミダニだらけで爪も長かった仔猫ちゃんが日に日に可愛らしくつややかにそして元気いっぱいになって参りました。

今後、Yさんご夫妻は仔猫達が少し大きくなるまではお世話をしてくださるそうです。

その後は譲渡したいとおっしゃってくださいました。

天界の天使達のさい配でしょう。

他の3匹の仔猫ちゃん達のことが気がかりですが、もし亡くなってしまっていたとしても、それも天界のさい配と思い、その子達が天使になって、生きている仔猫ちゃん達のガーディアンエンジェルズになってくれること喜ぶことにいたしました。

生きていてもノーランズの猫ちゃん達はノミダニと戦い、フードの取り合いで戦い、過酷な生活を生き抜かねばなりません。

天使になって側で見守る仕事の方が良い感じがします。


しかし、今回の仔猫劇では2人の方々の罪悪感を埋める為のできごとであった気が致します。

仔猫が産み落とされてしまったお庭のお嬢さんは、以前、玄関で助けを求めてきた仔猫ちゃんを見殺しにしてしまった罪悪感をいまだに持っていらっしゃるそうです。

また2猫ちゃんのお世話をしてくださっているご夫妻のご主人は、以前、人懐っこい母猫が連れてきた仔猫ちゃん2匹を、知らずに車でひき殺してしまった罪悪感にいまだに苦しんでいるそうです。

その贖罪の為に、天界は2人に仔猫ちゃん達を派遣したのではないかと思います。


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           もうすでに黒ちゃんにメロメロのご主人

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