jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

茶白君のこと

今日も11月らしい穏やかな朝から始まりました。

 

明日は雨の予報ということで・・・

 

(ああああ・・・人もネコちゃんも雨はつらいですね。餌やりが困ります・・・雨はすべての生命にとって必要ですが、ネコ並みに雨嫌いになりつつある今日この頃・・・)

 

今朝は朝から思いっきり洗濯と、そしてひと月に一度の台所の換気扇のクリーニングを致しました。

 

調理に油は使わないため、それほど換気扇は汚れないのですが、それでも気になります。

 

(いろんなお宅や料理屋さんを見ると、たいてい、換気扇がかなり汚れています。ずっと考えているアイデアとして、換気扇内部を耐火性の段ボールで作って、一か月に一回丸ごと取り換えらる商品開発できないかなー、これって換気扇掃除が嫌いな人が多いですから、ものすごく売れると思います。ただ、開発する資金が必要です。大手の段ボール会社さんに作ってもらえないかな~、と漠然と夢見ております・・・)

 

 

そして、料理と関連しているわけではないのですが・・・

 

この度、こちらにご縁があってやって来た茶白君のことですが。

 

この子は、破産した養豚場で増えてしまったネコちゃん達の一匹であるということです。

 

その場所は、もしかしたら、私が小学校一年くらいの時に、課外授業のひとつで、養豚場に行って、生物画を描くというものがあった時に、行ったところではないかと思い出して参りました。

 

たしか一年生か、2年生の時だったと思います。

 

ピンク色の小さな子豚さん達が、横に寝そべっている母豚さんの大きなお腹にずらっと並んでおっぱいを吸っている様子を、肌色の絵の具をふんだんに使い、大きく描いた絵がしばらく家に残っていたものです。

 

その当時は、ただ牧歌的な風景の中で、可愛い子豚さん達とお母さん豚さんがたくさんいる、という思い出だけでしたが、その子達の行く末など考えておりませんでした。

 

しかし、私はなぜか生まれつき、食肉を受け付けられず、豚さんを食べるものとは考えられませんでした。

 

小学校に入るまでは、好き嫌いを許されていましたが、張り切って小学校に入ると最初に受けた洗礼が、給食でした。

 

給食では、脂がたっぷりのポークスープが、アルミの容器になみなみと注がれ、やはりアルミの平らなお皿には、にチキンのから揚げに、ひき肉たっぷりのハンバーグに、と目の前に素晴らしく栄養たっぷりの豪華なディッシュが、連日のように提供されたのでした。

 

栄養士さんが育ちざかりの児童のことを考え、カロリーを大人の倍にし、計算し尽くした献立です。

 

普通の児童なら喜んで食べるのでしょうけれども、それを食べ物と思えないものとしては、地獄の拷問のような時間でした・・・

 

出された肉料理には手を付けられず、ただ、黙ってじっと見つめていると、あっという間に掃除の時間になってしまいます。

 

当時の教育では、食べ物はすべて残さず食べること、残すことは悪いこと、許してはいけない、罰を与えらえる、というものでした。

 

私はいつもアルミスプーンを手に持ったまま、静止画のようにそのままじっとお皿の中の肉の塊を見つめたまま固まっていました。

 

意地悪な同級生たちは皆、私をからかい、そしてわざと周囲でバタバタとホコリを立てて掃除をし始めます。

 

教師も定年間近の意地悪な鬼のような顔をした女教師で、「食べ物を無駄にすると罰が当たります!食べなさい!」と肉を掴んで私の口にねじ込む勢いで食べさせようとしました。

またこまっしゃくれた女子児童など、

「戦争が起きたら食糧難になるのよ!そんなわがままは言ってられないでしょ!」

と優等生ぶって教師に迎合し、横でごまをすっていました。

 

戦争など起きたら食肉など最初になくなるだろうな、とは思いましたが・・・

 

しかし、結構私も頑固であり、口を固く閉じたまま動こうとはしません。

 

以前、うちにいたうさぎ先生も、口の前にミルクでできた(犬用)歯磨き棒をかじらせようとしましたが、唇を開いても大きな2本の前歯を固く閉じてがっちりと口をガードして絶対に開きませんでした。

 

うさぎ先生と私の頑固さは一緒です。その様子と似ていたかも知れません。

 

午後の授業が始まってしまう為に、業を煮やした教師は、ため息をついて、「もう良い」とそのほこりまみれで乾燥して固まっている肉の塊を、残り物を入れる大きなアルミ缶に放り込み、私に冷たい一瞥を与えてから授業を始めるのでした。

 

そんなことが毎日のように繰り返され、私はすっかり教師にとっては我がままな問題児いうレッテルを貼られ、通信簿にそれが反映されていたようで、非常に悪い評価と、最低点を付けられていました。

 

しかし、私も徐々に共同作業というものを学び、ずる賢くなってくると、給食の時間は、大食漢の子にそっとお皿ごと、あげてしまうという裏技を身に着けるようになってきて、6年間をやり過ごしたのでした。

 

貧しい国の方々にとっては、飽食の国の贅沢なことでしたが、食べることに恐怖を覚えるようになってしまい、小学校を卒業する時まで、身長は前からいつも2番目で体重も20キロ台という発育不全のような姿になってしまいました。

 

小学校を卒業すると家が引っ越し、中学はより田舎方面になり、生徒達は、素朴で優しい子達ばかりでしたので、あまり給食の時の意地悪がなくなったのでした。

 

おかげで、もっと自分を出せるようになり、急激に身長が伸びたのです。

 

最近、ある若い生徒さまも、私と似たような地獄の給食の犠牲になって腸の病気を発症してしまったということで、リンクしていると感じておりました。

 

 

そんなことを、今回の茶白のチャー君のおかげで思い出して、昇華させて頂きました。

 

あの養豚場は、破産に追い込まれたのでしょう。

 

養豚場がある間、そこに棲み付いていたネコちゃん達に、優しい(?)オーナーが豚さん用の廃棄食材をネコちゃん達にも与えていたようです。

 

ボランティアさんによると主にパンの耳をネコちゃん達は食べており、そこにちょっと安いキャットフードを与えてもらって生き延びていたようです。

 

もちろん、不妊去勢手術などいっさいされておらず、どんどん増えては栄養状態が良くないために、次々に死んでしまい、ネコ数はそれほど多くはなかったようです。

 

しかし、常にネコちゃんの数は20匹前後はいたようで、それに気付いたご近所さんの依頼を受けた、いつもお世話になっている埼玉県のボランティアさんが、TNRに入ったようです。

 

そして、多くの若い餌やりさんも現れるようになり、パンの耳の廃棄食からはネコちゃん達は逃れたようなのでした。

 

しかし、今回、突然その養豚場は破産に追い込まれて廃業することになり、そこが他人の手に渡ってしまったら行く場所がないネコ達をどうするか、ということでボランティアさんは頭を抱え、とにかく少しでも数を減らしたいということで、こちらに一番慣れているという茶白君がやってきたのでした。

 

その茶白君は多飲多尿であり、塩分濃度の強い人間の廃棄食を食べ続けていた為に、腎臓を悪くしている疑いがあります。

 

もう少し慣れてきたら動物病院に連れていって検査をしてもらい、何かしら治療をしないといけません。

 

残っている他のネコちゃん達も同じだと思うと心が痛みます。

 

日本人が古代の農耕民族であった時のように、野菜や穀物中心の食生活になったら、畜産業が不要になるのに、とまた夢見てしまいます。

 

幼少期から、周囲は私のことを我がままで肉を食べないのは良くない、健康に良くない、と散々言われてしまっておりましたが、自分でいうのもなんですが、周囲の誰よりも病気知らずであり、身長も平均レベルには伸びたのでした。

 

肉を食べていらっしゃる方々を悪いとは思いません。むしろ、もう犠牲になって死んでしまった動物さん達に対して敬意を示しながら感謝して頂くなら、良いことと思います。

 

時代は過去回帰であると思います。

 

畜産業は徐々になくなっていき、どうしても肉が食べたい人は、狩猟で獲った肉を提供する時代が来るように思えます。

 

いつも思うのですが・・・

 

都会にも食肉になる動物があふれていると思います。

 

害獣と言われる、アライグマ、ハクビシン、カラス、ドブネズミ、時にイノシシ、タヌキ、ちょっと郊外に行くとシカなど、狩猟をして食べてあげたら良いのに、と思ってしまいます。

 

どうしても肉食を必要とする方々は、その肉を食べたらどうだろう、と思うのです。

 

キャットフードもその肉でも良いかな、と思います。

 

また畜産肉が減っていけば、おのずと外ネコちゃん達も減っていくように思えます。

 

魚の方は、どうだ、と言われてしまいますが、自然界の海や川の魚だけは捕りすぎなければ、それで良いように思います。

 

自分のことを言うのもなんですが、実は魚もほとんど食べずに生きております。それでもなんとか栄養は足りているようです。

 

車でいうなら低燃費のハイブリッド様式車かも知れません。

 

せっかく畑の多い小平に住んでいるため、また畑を借りて野菜穀物作りに挑戦したいな、と夢見ております。

 

食糧難の時代に合わせて、皆が粗食になり、できたら自給自足になったら、いろんな問題が解決していくと感じます。江戸時代は良かった・・・かも・・・

 

チャー君がメッセージを運んできました。

 

 

 

頑固な怪獣

小さいけれども頑固でした

 

サイ君もカバ君も菜食主義です。でもあんなに頑丈です。