jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

魂の修行・・・


ここ数年の傾向として

「長年、実家から離れて独立をして暮らしていた娘が帰ってきて、長年放置されていた家の中の大掃除と物の大片付けをし、家族との間に強烈なバトルを繰り返しながらも、家族と向き合いお互いに大いに学び合い、大いに成長していく」

というものがあります。

まあ、これは天界からのアドバイスであり、私の生徒様方にお伝えした結果、そのようなことになっておりますので、私もこのことにとっても責任を感じているところです。

先日、今までになかったこととして、その当事者の娘さんの親御様から抗議のお電話があり、私もまことに恐縮してしまいました。

その親御さんからの涙の訴えは

「・今まで自分らの良いように長年、気楽に暮らしていたのに、いきなり娘が帰ってきて、ずかずかと自分らの空間に土足で入り込んできて、そして長い間大事にとっておいた愛着のある物を勝手にどんどん捨てていく・・・

・娘が何かにとりつかれたようにヒステリックになって威圧的な態度で自分らの「非」を責め立てる

・自分らの信じてきたものまでもすべて否定する

・自分らの居場所がなくなった

・毎日娘のおかげで頭がおかしくなりそうで、身体も悪くなった

・最後にとうとう仏壇までも壊そうとした

・お宅は娘を洗脳した新興宗教ではないですか!?」・・・



だいたい、こんな内容でありました。私は親御様に同情を覚えて、次第に親御様方の味方側に心が傾きかけてしまいました。

その後、一時間くらいお話ししているうちに親御様も安心し、謝りながらお電話を切ってくださいました。

私はなるほど、と新たな学びを得ました。

この生徒様のケースはちょっとやり過ぎではありました。ことにはほどほどというものがあります。この方の親御様も「うちのむすめは白か黒しかなくグレーがない…」と嘆いておりました。

そしてここまで極限に到達してしまったら、もう天界から「終わり」「ストップ」「もうお役目を果たしたから実家を出なさい。そして時々帰ってその後のフォローができる距離のところに住み、その後も継続的に実家の掃除と片付けをしなさい」
と言われておりました。


しかし、天界のマスター達はこうも続けます。なるほどと思いましたのでシェアさせて頂きます。



「家族とのことは、人間の学びの究極である。家族との問題に向き合うことこそ、最後で最終の学びの段階を上がることである」

「家族とは、唯一、お互いに怒りの感情をぶつけ合って良い間柄である。心の中のものを包み隠さず、すべてをさらけ出し合いなさい。またそうしなくてはいけない。きれいごとで済ませては未消化になり、学びも終わらず、来世、また同じ家族として生まれ変わり同じことを繰り返すこととなる」

「先祖に対しては仏壇などは不要である。仏壇に食物などを供えると、家の中に小鬼が増加し過ぎてしまう。また線香の煙に誘われて先祖ではない霊的なものも寄ってくる。また遺影などをそのまま置いておくと、その遺影の黒い縁の中が、3.5次元とつながる通路となってしまい、亡き魂が行き来してしまい、先祖の魂が落ち着かなくなる。先祖供養とは、残された家族が敬意と愛情を持っていたらそれで十分である。しかし、人間は、信仰する対象物やシンボル的なものがないと不安になる。その為には、仏壇に代わる聖なるものを置いておくと良い。それは聖なる絵であったり小さい天使像などで十分である」

「ルシファーが一番苦手で恐ろしい言葉は『何も要らない』である。この言葉を聞くと、ルシファー達は小さく縮こまり、力を発揮できなくなる」


「時は必ず来る。もう十分やったと確信した時、極限の怒りと共に、すべてがはじけて終わりがくる」

・・・などなどでした。

以上の事柄は、私自身が、天界の私のマスター達からも教えられたことで、私自身も経験したことでありました。


私の場合、恥をさらすようですが、3回にわたり、12年間、家のことと向き合わさせられたのでした。

最初の12年前は、高校卒業と共に出てほとんど戻らなかった実家に突然帰ることとなった時です。今までまったく向き合わなかった家の中の状態に直面し、なんと物が多いことかと驚愕し、一年半掛かって、家族とは最初のバトルを繰り返し、大掃除と大片付けをさせられたのでした。

その時も、突然、「終わり」と感じ、私は関西に移ることになったのです。

その次は、その一年後、父親が突然他界し、その父の遺物の整理をした時でした。父は質素で普通の人よりも物を持たない人であったにもかかわらず、父の物を出してみると合計1トンほどの物を捨てることになりました。だいたいは外の大工道具でありましたが、錆びついたり埃だらけになった重い物の処分はやはり1週間くらい要しました。

最後は、それから4年後、東京のセラピールームを突然閉めることになり、いったん実家に居候させられた時です。その時も、本当に意図せず突然やって参りました。セラピールームの上の階の住人が急に暴れ出し、そこにいられなくなったのと、母が病気がちになってしまった理由でした。その時も実家に久し振りに帰ると、また物の多さに愕然としてしまいながらも、なんとか精神を保ち、運動と思い、再び大掃除と大片付けをすることになったのでした。

その間は、またまた大バトルの繰り返しの日々で、私も弟に対してイラつき『完全犯罪殺人』計画を100回以上は計画し、妄想の中で弟を完全殺人を犯しておりましたので、弟が鼻歌をふんふん歌いながら現れると、「なぜおまえが生きている?」ぎょっとしたものでした。

最後に母の大きなベッドを取り換えた時、お互いの忍耐のピークに達し、ぷつっと何かが切れたように終わりが来たのでした。

私の3回の大掃除大片付けの結果、実家の容量は3分の1以下になり、広々とした空間となり、掃除が楽になり、更に住んでいる住人は信じられないほど健康になったのです。

ひと昔前の人々は、どこの家庭でもそうなのですが、物を大事にし、捨てられない傾向にあります。

やはり戦中戦後のもの不足の日本に行きていた時の体験が記憶の中に強く残り、物を大事にすることイコール失う恐怖ともなっているのでしょう。

しかし、物を貯め込んでいくと空間の豊かさを反比例して失うこととなり、心身の健康をも失うことになります。

実際に物にあふれたお宅を訪問するとその住人の方々はどこか不健康になっている方々が多いのです。

ふと観たテレビで、「清掃業者の方々への依頼が非常に増えている。なぜなら孤独死をする方々が増え、部屋の管理の方々が家族にも頼めず仕方がなく業者を依頼し、部屋に入ると中が恐ろしい程のごみ屋敷になっている」という現実を見させられました。

物を大事にしていくことも素晴らしいのですが、それが行き過ぎると最後には、最悪な結果となり、社会への迷惑となってしまい、人から恨みつらみの念を頂くことにもなる、という、良い生き方の結果にはならないでしょう。


私の生徒様も、まだその片付けの過渡期にいらっしゃいます。

しかし、必ず『時が来ます』。

時が来るまでひたすら天界を信じて、家族と向き合いできる限り頑張るしかありません。

しかしやり過ぎは良くありません。家族を時にはおだて、持ち上げ、少々だまし、ごまかし・・・なんとか穏やかにやり過ごしてください。

天界から頂いた人間界の修行、魂レベルを上げる最高の近道・・・頑張りましょう。