東京の空は今日、ほんの少しだけ太陽の光を恵んでくれました。
関東は先週の金曜日辺りから、連日雨模様で気温も真冬並みでした。
先週の金曜日前までは、なんと日中は30度を超える猛暑日が続いていたのです。
関東地方、武蔵野の国はたぶん、日本で一番過酷な寒暖の差の激しい場所だと思います。
徳川家康公が頑張って開拓してくださったおかげでなんとか人間が住めるようになっておりますが、きっとそれ以前は到底人が住めないような場所であったに違いありません。
かつて知り合いの北海道にいた人は東京の冬は北海道よりも寒い、と言っており、他の知り合いの沖縄出身の人は東京の夏は沖縄よりも暑い、と言っておりました。
ようやく、私も部屋の唯一の冷暖房機を入れ替える決心がつきました。クーラー代わりの扇風機をしまい、暖房器具である電気足湯を出しただけです。
もちろん部屋に冷暖房機が設置されているのですが、一度も使ったことがありません。自分ごときのものがたった一人でそんな電気を消費するものに贅沢をしてはいけない、とやせ我慢ならぬ、でぶ我慢をしております。そのおかげで寒暖の免疫がついている気が致します。
しかし、とうとう数年ぶりに風邪をひいてしまいました。実家も全滅でうさぎ先生以外は皆ダウンしております。うさぎ先生は母が遊んでくれないことに抗議して、母が臥せっている背中の上に乗っかって何と大量に液体をじゃーっとやってくれたようです。母は寝てはいられないと力を振り絞って起き上がった結果、ずいぶん風邪が回復してきたそうです。恐るべきうさぎ先生の荒療治です。
洗ったばかりのうさぎ先生
私もネコパトロール以外は外に出られませんが、浄化と良い休養だと思っております。
そしてようやく衣替えも致しました。
私の持っている服はたぶん、一般の方々の10分の1くらいだと思いますが、それでもまだ多いような気がしております。あと半分くらいは減らしたいものです。
フランス人は服を10着しか持っていない、というような本がありましたが、本当かなーと疑ってしまいます。私が出会った、まあ数人ですが、皆、巨大なウォーキング・クローゼットに山積みの服があった記憶があります。きっと「軽やかなフランス人は服を10着しかもたない」ということだろうと思います。それは日本人でも何人でも同じだと思います。
私は服も靴もすべて高価なものは買わないことにしております。服は数年経ったら、雑巾代わりにしてさようならをします。靴などは半年くらい持てば良いかというくらい履きつぶしてさようならを致します。
イタリアの方々は高価な靴を買って一生大事に磨きながら履くそうで、それは良いことだと思うのですが、風水的には、どうかな、と思うのです。
まずは高い物を買うと、それらに執着が沸いてしまい手放しがたくなってしまいます。特に布類と皮革類というものは、人間のエネルギーを吸収しますから、良い状態の時に身に着けていたものなら良いのですが、辛いことがあった時や体調が悪かった時に身に着けていたものなどは、そのエネルギーをずっと保ったままでおり、再び、それを身に着けることでいろんな影響が起こるのです。
また靴とは、人間の負のエネルギーを一番発している足のつま先を覆っているものであり、人間の疲れやいろいろな負のエネルギーをためこんでしまうものでもあります。
それで私は靴は江戸時代の草履のような感覚で安い簡単な靴を履きつぶしては、新たなものを、と頻繁に買い替えております。エコロジー的ではないかも知れませんが。。。
しかし私は何を隠そう、整理整頓片付けは苦手です。物を減らしたり風水と掃除をすることはまあまあ好きなのですが、きちっと整理整頓と片付けをすることは、結構、おおざっぱで、見た目もごちゃごちゃとしております。
自分の中でそのごちゃごちゃとした感じが心地良く自己満足しております。
今は持っているもの自体が少ないので、そのくらいでないと閑散としてしまうのです。
かつては私も、ものすごいほど物にあふれた生活をしておりました。引越しの度に相当な辛い思いをし、ようやく物はいらない、と思えるようになってきたのです。
いつでもヤドカリのように動ける状態を保ちたいものです。
もう皆、家を購入するなんて止めたら良いと思います。このあたりでもかつての畑がどんどんつぶされて安普請の家やマンションがやたらと建ってしまいましたが、それに比例して空き家もどんどん増えております。
この地球は地球さんのものなのだから、我がものにしようとして買うと後で痛い目にあわされる気が致します。メンテナンスとか相続税とかご近所問題とか・・・
大金持ちの方は、家や土地を貸して、どんどんお金を使ってメンテナンスをして、税金を払ったら良いと思いますが、他の方々は家とか所有物にお金を掛けるのではなく、もっと精神的な豊かさの為にお金を使ったら良いのに、と思ってしまいます。
風邪をひきながらいろいろと思いを馳せております。